「梛の押し葉 熊野紙包み」の本地仏種字熊野三山セットも作りました。
熊野三山の本地仏の種字(仏を1文字の梵字で表したもの)を印刷した本宮町産の和紙・音無紙(熊野紙)で、梛の押し葉を包みました。
裏面にはそれぞれの真言(マントラ )を印刷しました。
新宮の薬師如来が過去世の罪悪の除去し、那智の千手観音が現世の利益を授け、本宮の阿弥陀如来が来世を加護するとされ、熊野三山をめぐれば過去世・現世・来世の三世にわたって安寧を得ることができるとされました。
新宮は病気平癒も。病気は過去世の罪悪によりもたらされるものとされていました。
死が身近に感じられるようになった今、病気平癒や現世の御利益はもちろんですが、来世の加護にも思いが寄せられるようになっているのかもと思います。