後白河院撰述の歌謡集『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』より(547)。
熊野に出でて
切目の山の梛の葉し
万(よろづ)の人のうはきなりけり
(訳)熊野詣の帰路、切目の山の梛の葉をたくさんの人が上被(うわき。笠飾り)にしていることだなあ。
切目(きりめ)は和歌山県印南(いなみ)町にある地名。九十九王子のひとつ、切目王子がある。
元記事は「梁塵秘抄、熊野を歌う今様:熊野の歌」。
後白河院撰述の歌謡集『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』より(547)。
(訳)熊野詣の帰路、切目の山の梛の葉をたくさんの人が上被(うわき。笠飾り)にしていることだなあ。
切目(きりめ)は和歌山県印南(いなみ)町にある地名。九十九王子のひとつ、切目王子がある。
元記事は「梁塵秘抄、熊野を歌う今様:熊野の歌」。